人材紹介の市場規模と臨配市場の動向について

臨配業は人材紹介業

人材ビジネスには人材派遣業、人材紹介業、再就職支援業の3種類あり「臨配業」は人材紹介業にあたります。2021年度の人材紹介業の市場規模は2,960億円で、2023年の人材紹介業の市場規模が4,110億円と毎年順調に右肩上がりで成長しています。

また10年前と比べると約3倍以上市場規模は拡大しており、これは少子高齢化による労働力人口の減少が顕著に現れており、それは新聞業界に限らずどの業界でも同じ状況です。

臨配市場の動向について

労働人口の減少は新聞販売店でも顕著で配達員不足だけでなく、配達員の高齢化が進んでいます。特に地方の販売店だと70代〜80代の配達員さんもいて、事故や病気等で配達が回らずに臨配の依頼がとても増えています。

都内や神奈川でも配達エリアの統合により、専業やアルバイトが辞めていき、外国人奨学生と臨配で補っているお店も多く見られます。

当社でもほぼ毎日あちこちの販売店から依頼があり、今後益々臨配需要が増えていくことが予測されます。

頼みの綱の外国人奨学生

首都圏の新聞販売店だけで恐らく500人を超す外国人奨学生が働いています。500人が1人350部を受け持てば、配達部数は18万部近くに上がります。

最近では、留学生を1人20万~30万円で販売店に仲介する斡旋ブローカー(人材紹介業)も現れたり、ミャンマーの日本語学校と提携し、「留学生」として新聞配達員を日本へ送り込もうとしている会社もあるそうです。

今後はさらに新聞販売店で働く若い人や社員がいなくなり、外国人奨学生と臨配で新聞配達を担うことになると思います。

 

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