スキマバイト系と臨配業を比較してみた!?またメルカリハロが撤退した原因をタイミーとの違いで分析してみました。
臨配業とは「個人事業主(フリーランス)を請負契約で紹介・あっせんし、手数料を得る」事業は、日本標準産業分類上は「インターネット附随サービス業(391)」 に該当し、法的には「仲介・あっせん業(職業紹介業には非該当)」 となります。 ビジネスモデルに細かい違いや法的な制約はありますが、①、②、④に関しては、企業と労働者を仲介して、収益を得るという部分では大まかな部分は一緒です。 スキマバイト「メルカリハロ」がサービス終了 メルカリは「メルカリ ハロ」を2025年12月18日に終了すると発表しました。24–25年度にかけて当該事業で約59億円の損失が出ていたとの報道もあります。 これで益々スキマバイト市場は「タイミー」の1強になることが予測されます。 失敗要因を「タイミー」との比較で分解 1) 需要側(企業)の立ち上げ:フィールドセールスの差 タイミー:従業員1,000人超のうち約600人が営業。全国拠点で現場に入り、募集設計・運用マニュアル作成まで伴走。これは新規参入が短期に模倣しにくい参入障壁になっている。 メルカリ ハロ:メルカリの巨大ユーザーベースを活かした“プラットフォーム起点”の拡大に重心。登録は急伸したが、現場での募集運用の立ち上げ・定着は相対的に弱く、募集量(需給の“需”)が細いままになりやすかった。結果として、登録者は多いのに実稼働が伸びないというミスマッチが生じた。2024年の就業実績はタイミー約1,805万人に対しメルカリ ハロ約94万人(約19倍差)。 2) マッチング品質KPI(稼働率・再訪・無断欠勤)の差 タイミー:稼働率86%、リピートワーカー率64%、無断欠勤率約0.1%を公開(24年10月時点の開示資料)。“人がちゃんと来て、また来る”という安定供給を数字で示し、手数料30%でもコストパフォーマンスを体感させた。 メルカリ ハロ:同等の信頼KPIを市場に浸透させる前にスケールに失敗。実稼働が薄い→レビューや再訪データが貯まりにくい→さらに安定供給で見劣りという負の循環に陥った可能性が高い(就業実績の大差とも整合)。 3) 料金(テイクレート)と“価値の出し方” 両社とも基本30%(給与+交通費に対する事業者手数料)。タイミーは当初からこの水準で、高い充足・低ノーショー・運用伴走という“対価”を明確化。 メルカリ ハロは普及期に手数料無

