ある臨配さんのお話し 当社で創業初期から臨配として稼働して頂いたMさん69歳(臨配歴30年以上)は、ある日心臓の血管が詰まる病気で救急車で運ばれ入院しました。 Mさんは、長い間年金や健康保険料を納めておらず、また自分の家も頼れる身寄りもありません。ある程度貯金はしていたので、入院費用は以前住所を置いていた市町村から保険証を発行してもらい、高額療養費制度を使って何とか支払いはできました。 その後退院したものの、もう働ける体ではなく、また頼れる身寄りもない、自分の部屋もないために、生活保護の申請を受けるしか生きていく方法はありません。 Mさんに限らず、同じような状況の臨配さんは多いと思います。 これから年金を納めたらいくら貰えるか!? 今まで年金を一切納めてこないで、40歳以降70歳まで国民年金を納めた場合にもらえる金額は 1. 40歳から70歳まで(30年間=360か月納付) 計算式:360 ÷ 480 × 801,700円 約 601,275円/年(月額 約 50,100円) 2. 50歳から70歳まで(20年間=240か月納付) 計算式:240 ÷ 480 × 801,700円 約 400,850円/年(月額 約 33,400円) 3. 60歳から70歳まで(10年間=120か月納付) 計算式:120 ÷ 480 × 801,700円 約 200,425円/年(月額 約 16,700円) 勿論ここから生活費や家賃、水道光熱費や病院代等を払わなくてはいけないので、とても年金だけでは生活することは不可能なのが理解できると思います。 では生活保護の場合はというと、 生活保護単身高齢者の目安(2024年度) 生活扶助(70歳前後・単身・都市部1級地):およそ 6万5千円前後/月 住宅扶助(都市部・単身上限):およそ 5万3千円程度/月 合計すると、月11万円前後が目安。 地方や家賃の安い地域では、住宅扶助の上限が4万円程度になることもありますので、合計は 月8万~11万円程度に収まるケースが多いです。 年金と比較すると 60歳から10年間かけて 月額16,700円程度しか年金をもらえない場合 → 生活保護のほうが手取りは多い。 40歳からかけて 月額50,100円程度でも、生活保護の「最低生活費」を下回れば、差額を補填してもらえるケースあり。 臨配さんこそ、自分の将来の